札幌雪まつりの雪像の作り方は進化している!2018年も新技登場

大雪像

札幌雪まつりは2018年も開催されます。

そんな札幌雪まつりではボランティアや
自衛隊の方等が大雪像を作成されます。

大雪像と言われると、よくただ雪を積み上げ
ただけと思われる方がいますがそれは大きな
間違いです。

では札幌雪まつりの雪像はどのように
作られるのでしょうか。

雪像の作り方を知るときっと驚くでしょう。

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雪像の作り方は年々進化している

皆さんはかまくらを作ったことがありますか?

作る前はただ積み上げた雪をくり抜いて
ドーム状にすると思いがちですが、いざ作って
みると雪が固まらず、直ぐに崩れてしまいます。

ではどうするのかと言えば雪に水を加えたり、
自分の体重で固め強度を増していくのです。

それだけでも大変な作業ですが、それが
数メートル規模とすると想像を絶する凄さです。

札幌雪まつりの最初期の頃は今と比べると雪像
の作り方に関する知識や技術が乏しく、経験が
なかったために精巧な雪像を作ることが出来ま
せんでした。

それでも毎年雪像作成を繰り返すことで2018年
である現在、作り方を明確に説明することが
出来るほどになりました。

長年の経験が培った技術と言えます。

札幌雪まつりの雪像の作り方①

雪像の作り方を順を追って説明します。

まずは事前準備の段階です。
いきなり雪像を作ったりはしません。

何故なら数メートルにもなる雪像の場合、
安易に作ったために倒れてきて大怪我を
される方が出る可能性が非常に高いからです。

雪像の作成には綿密な計画を練らなければ
なりません。

何を作るかはその年年で人気を博したものや、
歴史的建造物など誰もが気付いてくれる物を
選びます。

次に模型を作ります。
CADを使い3次元に設計図を作成される方も
居ます。

模型を作ることで自分達が作ろうとしている
ものの完成図を頭に入れることが出来、
完成へのビジョンをしっかり持つことが出来
ます。

そして雪像作りにおいて規定のサイズを厳守
しなければなりません。

台座部分:幅・奥行3メートル、
高さ1メートル
雪像部分:一辺2メートルの立方体
雪像に規定のサイズが定められている理由は、
雪像だけで6トン~7トン程度あり、崩れると
危険だからです。

作ったときは大丈夫でも雪は当然ながら
溶けてきます。

その過程でバランスが悪くなる可能性もある
ので、サイズに厳格なルールを設けているの
です。

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札幌雪まつりの雪像の作り方②

・雪を積み上げます

土台となる雪を積み上げるのですが、これ
には重機を用います。

数メートル規模ですと、とても人の手で行う
のは難しく、かなりの時間を要してしまいま
す。

また、固めないと強度が悪く崩れてしまい
危険であるため、重機でしっかりと土台を
固めます。

・足場を組みます

足場を組むのは重要で、雪像が数メートル
規模のために一番高いところの作業を行うの
に一日登るのは大変です。

それに落ちたりしたら怪我どころでは済みま
せん。

場所によっては長時間その場で作業しなけれ
ばならず、安全面と迅速に作業を行うため
には足場が必要です。

さらには各パーツごとにコンパネで仕切りを
作ります。

土台となる雪は積み上げているものの、各
パーツごとに必要な雪の量が異なります。

各パーツに仕切ることでその部分に追加で雪
を入れ固めることが出来ます。

そこから本格的な作業を開始します。

札幌雪まつりにおいて目を引くものと 言えば自衛隊の大雪像です。 しかし札幌雪まつりからこの大雪像が消える 日が来るかも知れ...

・削り作業

雪を入れる作業が終了すると、コンパネを
外して粗削り作業を行います。

ここから顔や建物の大まかな形を作っていき
ます。

簡単に思えて雪像づくりで一番大変な工程で
す。

何故なら小さいものを作るのであればまだ
作りやすいのですが、雪像はその大きさゆえ
に全体像を常に確認しながら作業を進める
ことが出来ないからです。

各パーツごとに行っていくとしても、その
パーツだけでもかなりの大きさです。

事前の打ち合わせの段階で実際に削っていく
場面をイメージしながらでないと
「思っていたほど削れていない」
「削りすぎた」という事態に成りかねません。

この作業を1週間程度続けることで大雑把
ですが輪郭が整ってきます。

・化粧雪を貼る

雪像は雪を積み上げていますが、雪と言って
も全てただきれいな水で作られたものばかり
ではありません。

雪で遊んだりするとどうしても雪の中に土や
枝などの余計な物が入ってしまいます。

それは仕方のないことではあり、全ての雪に
そういったものが入っていないかを確認しな
がら行うのは時間的に難しいのです。

ただそのままでは土で汚れていたり、枝が
飛び出しているなど見栄えが悪く危険である
ため整えなければなりません。

そこで用いるのが化粧雪です。

化粧に用いる雪はそこらにある雪ではありま
せん。

不純物が入っていないかを確認した奇麗な
雪のみで作られています。

・仕上げ

化粧雪の段階も仕上げではありますが、最後
に全体像を確認し細かな部分の修正に入りま
す。

ここで用いるのが「バカ棒」と呼ばれる、
なんとも変わったネーミングの道具を使いま
す。

これはどこにでもある角材の先端を削り、
彫刻刀のようにします。

最終調整の段階では慎重な作業が必要になっ
てきます。

それまで粗削りなどでしていた削り方では、
せっかくの作品が台無しになってしまいます。

そこでバカ棒を用いて細かな溝を入れたり、
削ったりといった作業を行っていくのです。

他にもシャーべと呼ばれる化粧雪に水を
含ませてシャーベット状にした物を作ります。

不純物が入っていないわけで、さらには雪像
にくっつきやすいので最後の仕上げで
張り付けたりもします。

そうすることで夜間ライトアップされた際に
表面が奇麗に見えるそうです。

これらは大まかな作り方であり、毎年参加
されているグループは長年の経験から独自の
作成方法を身に付けています。

雪像の作り方は進化していて、2018年も雪像
毎の違いを見つけるのも楽しいかもしれませ
ん。

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