札幌雪まつりで自衛隊が撤退すると財政が破綻する!

自衛隊

札幌雪まつりにおいて目を引くものと
言えば自衛隊の大雪像です。

しかし札幌雪まつりからこの大雪像が消える
日が来るかも知れません。

それは自衛隊が札幌雪まつりから撤退する日
が近付いているからです。

自衛隊が札幌雪まつりから撤退の危機に
なっている理由と、本当に自衛隊が撤退して
しまうとどんな事が起こるかをシェアしてい
きます。

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自衛隊が大雪像を作る理由

他にも多くの雪像がある中でなぜ自衛隊の
雪像が目を引くのかと言えば、その
クオリティの高さと言えるでしょう。

自衛隊はパソコンの設計ソフト「CAD」を
用いて正確な図面を作成します。

普通ならそれを基に作っていくのですが、
先に模型を作るなどして綿密な準備を行って
から本番に臨んでいます。

他の雪像と比べて膨大な時間と労力が
注ぎ込まれているのは明白です。

では自衛隊はなぜそこまでするのでしょうか?

自衛隊の訓練の中で野戦築城訓練という物が
あります。

これは遮蔽物の少ない野外で、戦いになった
際に攻撃・防御共に味方に甚大な被害が出る
のは必須です。

そのため、簡易的な城を作ることで自分たち
に有利な陣地を構成することが出来るのです。

城と言っても永久的に使うものではなく、
あくまで簡易的な物です。

日本の歴史では豊臣秀吉の墨俣一夜城が有名
なのではないでしょうか。

その訓練をするにはかなりの予算が必要に
なってきます。

輸送費等は必要ですが、普通に建築資材等を
使って作るよりかは経済的です。

また、雪を移動させるのにスコップで行いま
す。

「あれ?重機を使わないの」と思われるかも
しれませんが、重機は使いますが全てでは
ありません。

自衛隊の基本装備の中にはスコップが
含まれています。

これは野戦、平野などで戦いになった際に
スコップで穴を掘り、その中に入り込んだり
隠れたり戦ったりするのです。

そのために穴を掘るという作業は自衛隊員に
とって身につけておかなければならない技術
なのです。

札幌雪まつりは2018年も開催されます。 そんな札幌雪まつりではボランティアや 自衛隊の方等が大雪像を作成されます。 ...

ではなぜ自衛隊が札幌雪まつりに参加して
いるのか次の章でお伝えします。

自衛隊が札幌雪まつりに参加した経緯

始まりは1953年に行われた第4回さっぽろ
雪まつりです。

自衛隊北部方面音楽隊が札幌雪まつりに
招待され、演奏を行うことになりました。

それが切っ掛けで、1955年に行われた
第6回札幌雪まつりで大通公園に大雪像を
建造しました。

また、前年度には
陸上自衛隊真駒内駐屯地が開設され、
隊員の訓練と気分転換を兼ねて雪像づくり
やコンクールなどを行っていました。

その雪像があまりにも洗練されたデザイン
一般市民から見たいと言う声が多く、
1963年に一般公開されました。

しかし2001年に施行されたテロに対する
法律に伴い、北海道の陸上自衛隊も規模が
縮小されてしまいました。

そのため、さっぽろ雪まつりに割く人員も
減らさざるを得なくなりました。

2005年には真駒内駐屯地の開放が
無くなってしまい、現在でも減りつつある
のが現状です。

ただ自衛隊の参加は雪まつりにとって必要
不可欠と言っても過言ではないでしょう。

札幌雪まつりでは勿論のこの雪を使います。
それも膨大な量をです。

いくら札幌が雪国といえど大量の雪を
集めるのは大変です。

それこそ一般企業に下請けに出せば何億
という予算が必要になるでしょう。

一つの市がそれだけの財源を確保できると
は思えません。

そこで自衛隊にお願いして雪を運んで
もらっているのです。

詳しいお金の流れは分かりませんが、
下請けに出すよりかは確実に安く済むで
しょう。

なにせボランティア+訓練として行われる
わけなので、人件費は全て自衛隊側が
支払います。

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自衛隊撤退の危機

そんな自衛隊の札幌雪まつりへの参加が
何年も前から毎年問題となっています。

それが自衛隊の撤退案です。

自衛隊の撤退案の理由としては、
「そもそも自衛隊は国を守る組織であり、
遊んでいる暇なんてないのではないか」

迷彩服を着こんだ数百人の人がいる
のは景観を損ねてしまう」などの意見が多く、
一時は自衛隊も撤退を検討している状態に
までなったこともありました。

歴代の市長の中には自衛隊への排除を強く
意識している方もおり、度々ニュースで
取り上げられるほど衝突したこともありまし
た。

しかし自衛隊を排除した場合、運営が成り
立たなくなってしまいます。

それは前述の通り自衛隊は雪の運搬を担って
います。

自衛隊の雪像だけでも
トラック500台分以上の雪を使っており、
他の雪像の分も運んでくれています。

過去に自治体から「自衛隊は撤退」と通告が
ありました。

自衛隊が正式に撤退・今後雪まつりへの参加
をしないことを発表すると、今度は自治体が
即座に謝罪し、再度お願いしたというのが
実際にありました。

札幌雪祭りは毎年ニュースで取り上げられ ますが、実はかなり長い歴史や起源を持っ ている伝統行事なんです。 札幌は雪国であり...

自衛隊撤退の危機は続いている

札幌雪まつりにおける札幌市の経済効果は
400億円以上と言われています。

雪まつりは1週間から2週間程度であり、
それだけの短い期間で400億円以上稼げる
のは札幌市の一番の財源と言っても過言では
ないでしょう。

それだけの財源を失ってしまうのは財政が
破綻する可能性もあると言われています。

現在陸上自衛隊が担当している雪像は5丁目と
7丁目会場の2か所のみとなっています。

長年雪像制作に携わってきた陸上自衛隊OBが
協力し制作に当たっています。

世界情勢が不安定になる中、今後自衛隊の
規模の縮小や配置移動などで雪まつりへの
参加が出来なくなるのではないかという不安
の声も上がっています。

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