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猫を飼う際に注意したいことが、しつけについてです。

 

ペットを飼う時は最初が肝心と言われていますが、それは猫も例外ではありませんので、これから猫を飼う予定のある方は特に気を付ける必要があります。

 

猫のしつけの仕方は様々ですが、その一つに「しつけスプレー」を使用する方法があります。

 

しかし、猫にしつけスプレーは「効果がない」という声を聞こえてきます。

 

そこで実際は猫にしつけスプレーは効果的なのか、また、しつけスプレーを使った具体的な猫のしつけ方を紹介していきます。

 

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猫のしつけスプレーは効果があるの?

 

猫のしつけに効果があるとされる「しつけスプレー」は、ホームセンターやスーパーなどで購入できます。

 

スプレーの種類にもよりますが、これには様々な種類が存在します。

 

猫のしつけスプレーには、基本的に猫の嫌うものや好まない成分が含まれています。

 

水分と一緒に猫が好まない匂いを用いることで、猫のしつけを行うのです。

 

猫は元々水を嫌う動物でもあることから、その性質を利用して猫に対して、直接しつけスプレーを噴きかけてしつけを行うのです。

 

 

猫がよく噛んだり引っ掻いたりしてしまう時や、縄張りを示すために行うマーキング行為、つまりはトイレ以外の場所におしっこをしてしまう場合のしつけをする際に用いると、効果的です。

 

 

他にも猫が困った行為をする時にスプレーをすることで、改善されることもあるのです。

 

スプレーで猫が本能的に嫌う匂いを振りかけると、問題行動を自然にしにくくする、というメリットを得られるでしょう。

 

 

しつけの方法には様々なものがあり、例えば声を発してしつけを試みる飼い主もいるかと思います。

 

確かに声を上げるしつけも、ある程度の効果は期待できますが、中には全く効果のない猫もいることを頭に入れておく必要があります。

 

 

元々猫は、大声を出して怒っても言うことを聞かないことが多い動物ですが、だからと言って叩いて叱るのはさらにNGです。

 

 

そのため猫のしつけに困った場合には、高い効果を期待できるしつけスプレーを使うことをおすすめします。

 

本能的に嫌がるような匂いが感じられるスプレーを使うことで、効率的にしつけを行うことができるでしょう。

 

猫を叩くような怒り方がダメな理由

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猫のしつけをする際に叩くような叱り方をする飼い主もいますが、それは間違ったしつけ方法ですので注意が必要です。

 

猫も犬と同じように考えていたり、猫の飼い方に慣れていない方の中には、しつけをする時につい叩きながら叱ってしまう方もいると思います。

 

 

飼い主本人は叩くことが効果的と思って行っているのかもしれませんが、実はその反対で猫には全く効果がありません。

 

間違った叱り方をすることによって、効果がないどころか猫を怯えさせてしまうこともあるのです。

 

その結果、人間不信に陥ってしまい、飼い猫に嫌われてしまうでしょう。

 

そして一度嫌われてしまうと、それ以降はさらに飼い主の言うことを聞いてくれなくなります。

 

可愛いペットのことを考える飼い主側にとっても、非常に辛い気持ちになるだけなのです。

 

そのような最悪の結果にならないためにも、まずは猫の習性を理解することから始めましょう。

 

集団で行動するような犬とは異なり、猫は単独で行動する生き物です。

 

犬のように群れのリーダーからの命令を聞いて、それに服従するような動物とは異なりますので、飼い主が命令をしてもそのまま聞いてくれることは期待できません。

 

 

猫も犬と同様に、適切なしつけをすることできちんと従うようになる知能は持っています。

 

元々単独行動で自分の身を守る習性のある猫は、誰かの命令に従う必要がないため、それが必ず必要であると認識しなければ行動に現れることがありません。

 

 

そうした猫の習性や性質を知らずに、むやみに叩いて怒っても効果が期待ないばかりか、むしろ悪い方向へと進んでしまうことになります。

 

そのため猫にしつけを行う際には、まずはその点について頭に入れておくようにしましょう。

 

猫を叱る際に、絶対にしてはいけない叱り方は以下の通りです。

 

「叩く」、「怒鳴る」、「名前を呼んで怒鳴る」、「押さえつける」、「追いかけ回す」、「暗く狭いところなどに閉じ込める」などです。

 

 

他にもまだありますが、間違った叱り方と言われるものには、猫に何かしらの恐怖心を与えてしまうものばかりで虐待とも言えるものです。

 

これらの行為を続けることで、何の効果も得られない上に飼い主のことを嫌いになってしまう恐れがあります。

 

結果的に臆病になってしまい、いつも飼い主の顔色を見ながら行動するようになってしまいます。

 

最悪の場合はストレスばかりが溜まることになり、大切な猫が病気になってしまうことも考えられるのです。

 

飼い猫のしつけを行う際には、猫について理解を深めて合理的な方法で行いましょう。

 

しつけスプレーを使った猫のしつけ方

 

猫にとって効果的なしつけとは、いたずらなどの何かしら困った行為をした時に、その場ですぐ行うことです。

 

ただ家の中で飼っている場合には、注意をしておく必要があります。

 

猫というのは嫌なことを長い間記憶してしまう動物でもありますので、飼い主からスプレーを噴きかけられたことも当然のように覚えています。

 

 

そのため「この人は嫌なことをする人だ」というイメージを持ちやすく、最終的に猫と飼い主の関係が険悪になってしまうこともあり得るのです。

 

 

それでは意味がありませんので、猫にしつけスプレーを使用する際には、自分の姿が見えないようにして行うというのが基本です。

 

おしっこやトイレのしつけ方

 

おしっこやトイレに関するしつけを行う場合には、猫が向こう側を向いている時にしましょう。

 

飼い主が持っている霧吹きが見えないように行うことがポイントです。

 

しかし、実際に行う時には難しいかもしれませんので、できる範囲内で自分の姿が見えないようにして行うと良いでしょう。

 

猫が噛む時のしつけ方

 

猫が色々なものを噛んで困る時は、猫がいない時に対象物にスプレーをしておきましょう。

 

テーブルに乗る猫のしつけ方

 

テーブルに乗ってしまう時などは、他の人が使わない時を見計らってスプレーをかけておくと良いでしょう。

 

爪とぎをする場所のしつけ方

 

猫のしつけに関することとしては、爪をとぐ場所を教えるということが挙げられます。

 

壁や畳などで爪とぎをしてしまうようであれば、それらの場所には多めにスプレーをしておきましょう。

 

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猫のしつけスプレーを手作りする方法

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猫のしつけスプレーは市販されているものばかりではなく、自分で作ることもできます。

 

しつけスプレーを作るには、以下のものを用意しましょう。

 

必要なものは「園芸用の霧吹き」、「お酢」、「ミントの葉」、「水」です。

 

また猫に直接スプレーをすることで効果を期待するものであれば、100均などで売っている園芸用の霧吹きに水を入れて使用するだけで十分です。

 

 

しかし、多くの場合は水だけではしつけは困難だと思いますので、その際には猫が苦手なものを水に混ぜて作ることになるでしょう。

 

猫によっても異なりますが、一般的にはミントや柑橘類、ハッカや胡椒類、お酢やフローラル系などの香りを嫌うと言われています。

 

 

そのため水だけで効果が得られない場合には、そうしたものを水に混ぜてスプレーを作れば良いのです。

 

作り方は簡単で、初めに霧吹き用スプレーと大さじ1杯のお酢、ミントの葉3枚、そして500mlの水を用意しましょう。

 

 

そして全ての材料をよく振って、混ぜ合わせるだけで完成です。

 

ただ自家製スプレーは、効果がすぐに出なくなるケースがあります。

 

そのため効果を維持したいという方は、小まめに作り換えるなどの工夫が必要です。

 

水や霧吹きだけでもしつけ効果がある?

 

猫のしつけ用スプレーとしては、水を霧吹きするだけでも効果を期待できる場合があります。

 

しかし必ず効果があるとは限りませんので、状況を見て市販のものを購入するか、自分で作ったものを使用するようにしましょう。

 

その他の猫のしつけやトレーニング方法

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猫にお手をさせるしつけ方

 

猫に対するしつけは様々なものがありますが、その一つには「お手」があります。

 

元々自由気ままな生き物である猫は、なかなか飼い主の思う通りの行動はしてくれません。

 

飼い主の中には、「犬のように簡単にお手を覚えてくれたら良いのに」と思っている方もいるかもしれません。

 

結論から言えば、猫も適切なしつけをすることでお手ができるようになります。

 

お手をさせるしつけの際に効果的なのは「」であり、特別な音を出して行動を覚えてもらう、という方法があります。

 

しかし猫に対して、犬にするように「お手」と言葉で示したところで、なかなか通じないでしょう。

 

そのため猫にお手のしつけを行う場合には、「クリッカー」と呼ばれるトレーニング機器を使用すると効果的です。

 

 

クリッカーというものは、元は犬のしつけ用に利用されているトレーニング機器で、手のひらサイズの小さな道具です。

 

「カチッ」という音を発して使用するのですが、クリッカーの音と猫のエサとを結び付けることにより、お手の動作を覚えてもらうというしつけです。

 

 

クリッカー自体は500円前後で購入でき、実店舗の他にネット通販などでも入手できます。

 

同じように無機質な音であれば缶詰の缶を用いても構いませんが、あまり大きな音を立てると猫がびっくりして逃げてしまいますので注意が必要です。

 

具体的なしつけ方法としては、まずは猫に聞こえるようにクリッカーで音を鳴らし、その後にエサをあげるようにします。

 

おやつについては猫が好きなものや、普段よりも値段が高くて美味しいものをあげるのがポイントです。

 

そうすることでクリッカーの「カチッ」という音と、「おやつがもらえる」ということを結び付けて覚えてくれるようになります。

 

続いて棒を用意します。

 

猫は棒状のものを見ると鼻を付ける仕草をすることが多くなるため、その習性を利用してトレーニングを行います。

 

慣れてくれば飼い主の指先でも応用できますので、根気良く続けることで自然とお手ができるようになるでしょう。

 

猫にお座りをさせるしつけ方

 

猫に「お座り」をさせるためのしつけ方も、お手の場合と同じようにクリッカーを使用します。

 

お手のように音がしたらエサをあげることは同様ですが、この時に猫の頭の上に手をかざして「お座り」と言います。

 

 

そして手を少しずつ上に挙げながら、それを目で追う猫が腰を落としたタイミングで、カチッとクリッカーの音を鳴らします。

 

「カチッ」と鳴らした後はすぐにエサをあげて、「お座り=おやつ」を結び付けて覚えてもらうという方法です。

 

まとめ

 

猫のしつけの方法には様々なものがありますが、しつけ用スプレーの利用も効果があります。

 

スプレー自体は自分でも作ることができますので、材料を揃えて手作りしてみるのも良いかと思います。

 

また工夫をすれば、犬と同じように「お手」や「おすわり」などの芸もできるようになりますので、興味がある方は取り組んでみるのも良いでしょう。

 

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